ディスク品質]テストはスキャンとも呼ばれ、[ディスク品質]タブで実行できます。クィックスキャンと詳細スキャンのいずれかを選択できます。クイックスキャンはディスクの特定のポイントのみをチェックします。その他のすべての領域は無視されます。その結果、完全なスキャンより短い時間で実行できますが、正確さは低下します。このテストは書き込まれたディスクに特に有益です。ドライブを使用した場合のみ信頼でき、シンプルなリーダーでは不十分です。  

 

 
 
ディスク品質]タブは、インストールされているドライブによって使用できるかどうかが決まります。
 
 
結果は 2 つのグラフで表示されます。上のグラフには、C1 エラー/PI エラーの結果(CD と DVD それぞれの)が表示され、下のグラフには C2 エラー/PI 障害(CD と DVD それぞれの)が表示されます。上のグラフでは、左側の垂直のスケールが C1 エラー/PI エラーの数を示し、右側の垂直のスケールは、書き込み/読み取り速度を示します。下のグラフでは、左側の垂直のスケールが C2 エラー/PI 障害の数を示し、右側の垂直のスケールがジッタ値を示します。両方のグラフの水平のスケールは、CD のディスク容量(MB 単位)と DVD のディスク容量(GB 単位)を示します。

 

 
 
下のグラフから保護されているエリアを省略する場合は、[ディスク品質]ナビゲーション項目のオプションにある[バックグラウンドを使用してエラー制限を示す]チェックボックスをオンにします。
 
 
さらに、テスト結果と進行中のテストに関するデータの両方が[ディスク情報]エリア、およびグラフの右側にあるその他の多くの表示パネルに示されます。ディスク品質に関する情報は、テストの実行中にグラフの下の[PI エラー]、[PI 障害]、および[ジッタ]エリアにリアルタイムで表示されます。[PO 障害]の数もここに示されます。

 

 
 
テストデータを含める]チェックボックスが[転送レート]ナビゲーション項目の下のオプションでオンになっている場合、ディスクドライブのディスクへの書き込みに使用されるレコーダとファームウェアに関する情報を示す、追加の表示パネルがグラフの上に表示されます。
 
ファームウェア
ファームウェアは、製造中にハードウェアにインストールされるソフトウェアです(レコーダー、USB デバイスなど)。USB が PC に接続されている場合などに、各ハードウェアとその他のソフトウェアとの通信に使用されます。
 
グラフの右側の[設定]エリアでは、テストの優先順位を指定できます。さらに、[ディスク品質]ナビゲーションエントリの下のオプションの必要な基本設定を満たしている必要があります。
タブでは、以下の設定オプションが使用できます。

 

メニュー
[速度]
テストを実行する速度を定義します。ドロップダウンメニューで使用できる項目はディスクドライブ内のディスクによって異なります。
ボタン
使用可能な速度のドロップダウンメニューのエントリを更新します。
コンピュータに多くのディスクドライブを接続している場合、テスト用の光ディスクドライブを選択したらデータを更新することをお勧めします。
入力フィールド
開始
テストを実行する開始値を定義します。この値は手動で入力できます。
ディスクの最初からテストを開始するには、値 0000MB を選択します。
入力フィールド
終了
テストの実行を終了する終了値を定義します。この値は手動で入力できます。
Nero DiscSpeed では、ドライブのディスクの値が示されます。書き込まれたディスクについては、この値が最大容量とかなり違うことがあります。これはデータがいっぱいに書き込まれなかったり、最大容量を超えている場合に起こります。
チェックボックス
[クィックスキャン]
このボックスをオンにすると、[ディスク品質]ナビゲーション項目のオプションで定義した設定ごとにクイックスキャンが実行されます。
このボックスをオフにすると、ディスク全体がスキャンされます。
チェックボックス
[C1/PIEを表示]
このボックスをオンにすると、C1 エラー/PI エラーが示されます。
このボックスをオフにすると、この情報は非表示となります。
チェックボックス
C2/PIFを表示
このボックスをオンにすると、C2 エラー/PI 障害が示されます。
このボックスをオフにすると、この情報は非表示となります。
チェックボックス
[ジッタを表示]
このボックスをオンにすると、ジッタが示されます。このボックスをオフにすると、この情報は非表示となります。
すべてのレコーダがジッタ値を測定できるわけではありません。このボックスをオンにしていても、当該レコーダが値を測定できなければジッタは示されません。
チェックボックス
[読込速度を表示]
このチェックボックスをオンにすると、最上部のグラフに読み取り速度が表示されます。
曲線は標準では赤で表示されます。この色は[ディスク品質]ナビゲーション項目のオプションで必要に応じて変更できます。
チェックボックス
[書込速度を表示]
このチェックボックスをオンにすると、最上部のグラフに書き込み速度が表示されます。
曲線は標準では白で表示されます。この色は[ディスク品質]ナビゲーション項目のオプションで必要に応じて変更できます。
テストデータを含める]チェックボックスが[転送レート]ナビゲーション項目のオプションでオンになっている場合、書き込み速度は書き込み処理中にディスクに記録され、ディスクの詳細なテストで使用できるようになります。このボックスが書き込み中にオフになっていた場合、情報はディスクに保存されないため、書き込み速度が表示されません。
ボタン
拡張
ディスク品質テスト: 拡張オプション]ダイアログボックスを開きます。
ディスク情報]エリアには、ディスクドライブ内のディスクに関する一般的な情報が示されます。ここでは、次の表示パネルが使用できます。

 

種類
ディスクドライブにあるディスクのディスクタイプを示します。
ID
ディスクのメディアコードを示します。
日付
ディスクが作成された/書き込まれた日付を示します。イメージファイルがディスクに書き込まれた場合、この表示パネルにはイメージファイルが作成された日付が示されます。
レーベル
ディスクドライブにあるディスクのレーベルを示します。
ディスクのレーベルを示さない場合は、[ディスク品質]ナビゲーション項目のオプションの[ディスクレーベルを表示]ボックスをオフにしてください。
ディスクタイプ
ディスクタイプは、仕様が異なる各種光記憶メディアを指します。最もよく知られたディスクタイプは CD と DVD です。CD と DVD には 1 回、または複数回書き込むことができ、さまざまな記憶容量で製造されています。
次の表示パネルにはさらに詳細が表示されます。

 

品質スコア
比率(%)はテストの結果に基づいて計算されます。100% の品質指標は完璧、つまりエラーがないことを示します。
進行状況
テストの進行状況、つまり、すでにスキャンされたディスクの割合(%)を示します。
位置
ディスク上の読み込みヘッドの現在位置を連続的に示します。
速度
スキャン速度を示します。
C1 エラー]または[PI エラー]エリアには、見つかった C1 または PI エラーに関する情報が表示されます。CD が光ドライブに挿入されている場合、このエリアには C1 エラーが示されます。DVD が光ドライブに挿入されている場合、このエリアには PI エラーが表示されます。
ここでは、次の表示パネルが使用できます。
平均
検出された C1 エラーまたは PI エラーの平均数を示します。
最大
C1 エラーまたは PI エラーの最大数を示します。
合計
検出された C1 エラーまたは PI エラーの合計数を示します。
C2 エラー]エリアまたは[PI 障害]エリアは検出された C2 エラーまたは PI 障害に関する情報を示します。CD が光ディスクドライブに挿入されている場合、C2 エラーはこのエリアに表示されます。DVD が光ディスクドライブに挿入されている場合、PI 障害はこのエリアに表示されます
ここでは、次の表示パネルが使用できます。
平均
検出された C2 エラーまたは PI 障害の平均数を示します。
最大
C2 エラーまたは PI 障害の最大数を示します。
合計
検出された C2 エラーまたは PI 障害の合計数を示します。
ジッタ]エリアはジッタに関する情報を示します。すべてのレコーダがジッタ値を測定できるわけではありません。当該レコーダが値を測定できない場合、表示パネルは空白のままとなります。ここでは、次の表示パネルが使用できます。
平均
平均ジッタ値を示します。
最大
最大ジッタ値を示します。
PO 障害の数は、[PO 障害]表示パネルに示されます。これらは、DVD で検出できる最も重大なエラーです。通常、PO 障害はディスク上に読み取ることができないデータが存在することを示しています。
以下も合わせてご覧下さい:
ディスク品質項目
[転送レート]ナビゲーション項目
ジッタ
ジッタとは信号に意図せず突然発生する変化のことをいいます。その結果データに小さな隙間が生じます。音声訂正は、この隙間が生じないように、セクタを重ね合わせることでデータを同期するため、その隙間は聞こえません。
PO エラー
外部コードのパリティは、DVD のデータブロックの構造の一部であり、エラーを修正するために使用されます。DVD 上の PO を読み取ることができない場合、これは PO エラーを示しています。
C1エラー
C1 エラーとは、書き込み中 CD の低層で生じ、自動的に修正された誤り率です。… すべての書き込み可能なディスクにはこのエラーがあります。エラーが少ないほど品質の良いディスクです。
PI エラー
内側パリティ(Parity of inner)コードは DVD のデータブロックの構造の一部であり、エラー修正のために使用されます。DVD の PI を読み込めないことを PI エラーといいます。
C2エラー
C2 エラーとは、書き込まれた CD の低層で自動的に修正された誤り率です。すべての書き込み可能なディスクにはこのエラーがあります。エラーが少ないほど品質の良いディスクです。C2 エラー率が高いと、書き込みに問題があるか品質に欠陥があります。
書き込み速度
書き込み速度は、ドライブが光学記憶域メディアにデータを書き込むことができる速度を示します(8 倍速または 16 倍速など)。
読み込み速度
読み込み速度は、光学記憶域メディアのデータを読み込むためにレーザーが必要とする速度の系数です(8倍速または 16 倍速など)。
ファームウェア
ファームウェアは、製造中にハードウェアにインストールされるソフトウェアです(レコーダー、USB デバイスなど)。USB が PC に接続されている場合などに、各ハードウェアとその他のソフトウェアとの通信に使用されます。
ディスクタイプ
ディスクタイプは、仕様が異なる各種光記憶メディアを指します。最もよく知られたディスクタイプは CD と DVD です。CD と DVD には 1 回、または複数回書き込むことができ、さまざまな記憶容量で製造されています。


品質テスト